株式会社プロショップナカガワ

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2020.04.03 510ブルバード 快適チューンド計画

昨年9月に東北方面から引き取ってきた510ブル
10月中旬より作業開始
作業内容はほぼお任せのL18改2.0仕様エンジンチューンとエンジンルームのスマート化などです、
引き取りに行ったときにオーナーさんとお話ししてインジェクション仕様に変更と
車両のハーネスを簡素化するMoTec PDMの取付作業を追加で依頼を受けました

まずはエンジンの製作から

おろしたエンジンをばらしていきます

ヘッドはマグナスで洗浄後電熱器で温めてガイドを抜いてポート研磨の準備から。

車両のほうもダッシュ・グローブボックスに取り付けてあったオーディオユニットを純正のラジオの位置に変更していきます。


ヘッドの加工と同時にポートに合わせてマニホールド穴の拡大
フライスで位置を出してから研磨していきます。

燃焼室の容積調整のためヘッド下面を研磨
ビューレットを使い容積を確認しながら各気筒の合わせ
各気筒が同じと思ってたらそれは間違い

ヘッド本体は完成
腰下・クランクは曲がり修正・バランス・キー加工の定番コース
ロッドピストンとも今回は亀有さんをチョイス!



クラッチはカーボンツインATypでレスポンス重視

純正位置のバッテリー用のブラケットや燃料ラインの穴を埋めたボディーのドッキング!
クーラーコンプレッサーのブラケットを軽量化のためアルミで制作
クランク角センサーはRB用を使いディスクを180度用に交換DIGのベースなども制作

EXマフラー
排気音重視なのでSUSでワンオフ制作

スロットルリンケージをロッド式からワイヤードに変更
今回もホンダのスロットルワイヤーを流用♪

モニター用の油圧計を取り付け燃圧を見ながらクランキングしてタイミングライトでインデックスを合わせ
油圧の上りや点火・燃圧を確認後エンジンいっぱつ始動

シャシダイナモでエンジンの慣らし運転

インパネ当たりの仕上がり
純正メーターを生かして全くあてにならないタコメーターのみ社外品に置き換えます、
エアコンのコントローラーやオーディオユニットは純正位置に社外品を設置し
時計の位置にはCHGランプとタコメーターについてあったシフトライトを入れてみました。

トランスミッションはローバックの63AからL6用の71Bに変更
デフもR160からR180に交換 ファイナルは4.1と4.3を乗り比べてワインディングで楽しめる4.3に決定

こうなってくると試乗時に制動力の不足が気になってくるわな・・
510の純正ブレーキキャリパー・・こうしてみるとやはり頼りないかな・・

そこでオーナーさんに断りフロントブレーキも強化することに
ウィルウッドの4POT・・14インチに入るかな??
ローター外径を純正230㎜から14インチではめいっぱい?の260㎜に交換
最近のベンチローターをベースに加工していきます

寸どりしながらキャリパーブラケットもワンオフで制作していきます

14インチのワタナベ内寸限界まで使い完成

試乗して焼き入れしガンガン踏んで曲がって止まってから再度点検
ホイルなどに干渉なく聞き味もバツグン♪
聞きすぎずコントロール性もええかんじやんけ~

最後に愛媛の方から分けていただいたオーバーライダー
バフ掛けしてゴムを新品に交換し取り付けて完成です♪
瀬尾さんありがとうございました。

そしてまたほぼノンストップで走ると14時間ほどで到着し納車~

帰りは北アルプスの絶景を見ながら帰ってきました。

というわけで!

遠方からの依頼もOKです♪

そしてお次は・・・